ペットと
暮らしている人は
知っておきたい!
データで見る
ペットとの共生
ひとつ屋根の下」で、
ペットとヒトは暮らしている。
CHECK1
住まいは、「ペット対応」から「ペット共生」へ。
ペット飼育は、もはやブームを超えて定着しま
した。戸建住宅では、実に10件中4件の割合で
ペットが飼われているのです。また、ペットは
近年「コンパニオンアニマル」として見直されて
います。単なる愛玩物ではなく「人生の伴侶」
としてペットを飼う人が多く、「室内飼い」が
増えてきているようです。マンションでも、従来の
「ペット可」や「ペット対応」ではなく、ペットとの
「共生」を前提とした物件が登場。今や、人の
ための住まいが、そのままペットのための住まい
でもある時代なのです。住まい以外でも、カフェや
旅館などでペット同伴可の施設が増えており、
単なる「同伴」ではなく、共に楽しむことのできる
サービスが見受けられます。
犬・猫の飼育場所
※ペットフード工業会
「2006年第13回犬猫飼育率全国調査(2人以上世帯抜粋)」
CHECK2
ペットのトレンドは、「大型」から「小型」へ。
今、犬や猫に求められるのは、「用心棒」や「ネズミ
対策」などの役割だけではありません。かつて
よく見かけたような、家の前に犬小屋があって、
大きな犬を家の外で飼う姿というのは少なく
なりました。近年はテレビCMで目にするタレント
犬も、チワワなどの小型犬が多くなっている影響
もあり、飼育犬種も「小型」化しています。見た目の
可愛らしさだけでなく、扱いやすさ・飼いやすさ
が最近のペットには求められているようです。
そして、ペットが小型化してきていることは、
「いつでもどこでも一緒にいたい」のニーズに
拍車をかけています。小さいペットを抱いて、
温泉やマッサージ、アロマテラピーなどのリラク
ゼーション施設に行く人も少なくありません。
犬種ランキング
※社団法人 ジャパンケネルクラブ「犬種別犬籍登録頭数」
ペットが長生きすれば、
「 いっしょ」の時間も長くなる。
CHECK3
ペット社会では、2匹に1匹が"高齢者" !?
現在、日本では全人口の5人に1人は65歳以上の
高齢者であるといいます。ところで、ペットの
社会では、人間以上に高齢化が進んでいることを
ご存知でしょうか。犬の世界で見ると、7歳以上の
高齢犬の飼育数は全飼育数の約半数、実に
2匹に1匹の割合になります。現在の犬の平均
寿命は約15歳で、20年前の約2倍になっている
のです。このペットの長寿化の背景には、屋外と
比べて温度変化が少ない室内で飼うように
なったという生活環境の変化があります。さらに、
ペットフードの栄養価が高まり「食生活」が充実
したことや、医療技術や薬品の進歩、動物
病院が増えてきたことなども、ペットが長生きする
要因としてあげられます。
犬・猫の年齢
※ペットフード工業会「2007年第14回犬猫飼育率全国調査(抜粋)」
CHECK4
“ シニア”への配慮も、 飼い主の責任。
ペットが高齢化する中、肥満や介護など、人間と
同様の問題も出てきており、実際、介護と
向き合う飼い主の数が増えています。ペット
ショップに行けば、高齢犬用の紙おむつや栄養
管理されたペットフード、足腰の筋力が低下した
ペットを乗せるカートなど、ペット向けの介護用品
が目に付きます。衣食住のうち、住の分野でも
「バリアフリー」のような住まい側の対応が必要
です。また、高齢化社会では、年老いてからの
快適な暮らしの提案も大切になります。家族の
一員として、健康面への配慮はもちろん、ペット
にも「シニアライフ」を満喫させてあげることは、
これからの飼い主の役目になってくるのでは
ないでしょうか。
犬や猫の健康管理関心度
※ペットフード工業会「2007年第14回犬猫飼育率全国調査(抜粋)」
同じ空間で快適に暮らすための、
「ヒト」と「ペット」それぞれの
気持ちとは・・・
POINT1
キズ・汚れ
楽しく遊ぶのはいいけれど
部屋中キズだらけ
おもちゃは他にたくさんあるのに、
遊びといえば決まって壁を引っかい
たり椅子の脚をかじったり・・・。
興奮してよだれを垂らすことも
少なくないし、いくら修繕しても
掃除しても「いたちごっこ」、
キズも汚れもペットには付き物
と思って諦めてます。
POINT2
ニオイ
家中にしみついている
ペットのにおい・・・
室内で一緒に暮らしていると、
湿気の多い時期は特にニオイ
が気になる。それに、いくら家族
が我慢できても、お客様には気を
使うし・・・。芳香剤を置いても、
根本的なニオイの元がなくなら
ないから、余計に臭うこともあり
ます。
「ヒト」の気持ち
POINT3
抜け毛
抜け変わりの季節は
気をつけていても大変
換毛期にはこまめにブラッシング
して抜け毛を取り除くようにし
てるんだけど、どうしても部屋中
毛だらけになっちゃう。ペット
の抜け毛って、床と巾木の隙
間に挟まりやすくって、すごく
掃除機を掛けにくいから困っ
てます。
POINT4
音
爪の音と鳴き声が気になる
犬がフローリングの上を爪を立
てて歩くときに鳴る爪の音が
苦手。あと、鳴き声が家中に
反響して、いくら可愛いくても
嫌になるときがある。隣家にも
迷惑かけてるみたいだし・・・。
赤ん坊の夜泣きと一緒で、
我慢するしかないのかな。