平成20年度住宅・住宅設備に関するCSアンケート調査結果経済産業省は、住宅及び住宅設備(システムバス・ユニットバス※)について、消費者が求めている性能・サービス等に対する期待と実際の満足度(顧客満足度:CS=CustomerSatisfaction)を調査した結果を取りまとめましたのでお知らせいたします。
1.平成20年12月時点で、引き渡し後2年程度経過した一戸建住宅(注文住宅)及び使用後1年程度経過したシステムバス・ユニットバスについて、その満足度の調査を実施したところ、住宅及びシステムバス・ユニットバスの総合的な満足度の評価点はそれぞれ84.6(前年度83.6)、70.7(前回調査(平成18年度)70.0)であった。
2.調査対象とした住宅メーカーの住宅においては、太陽光発電の採用率が18%と前年度(15%)より上昇している。
3.オール電化対応住宅は60%に達し(前年度56%)、電磁調理器(68%)、自然冷媒ヒートポンプ給湯器(45%)など、オール電化関連設備の採用率も年々上昇している。
4.住宅については、「担当者」と「アフターサービス」が満足・不満のどちらの場合であっても、施主の満足度に対する影響が大きいと言える。したがって、担当者による的確な提案・アドバイス、メンテナンスに関する情報提供などを充実させることが重要である。
5.システムバス・ユニットバスについては、購入のきっかけの61%がリフォームである。また、今後受けたいと思うサービスは「補修部品、パーツの提供」が最も多く、「有料でも受けたい」が51%と前回調査(44%)よりも増加しており、メンテナンスにおける補修部品、パーツなどの提供サービスに新たなビジネスチャンスが期待できる。
※システムバス・ユニットバスは各社の商品名の違いであり、製品としては同じもの(壁や床、天井、浴槽などを一体化して成型し、現場に搬入後、組み立てるユニット化した浴室)を指す。
http://www.meti.go.jp/