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NEDOより住宅内直流システム実証事業の助成先を決定 既存の交流システム比約10%以上の省エネ効果目指す

平成21年6月11日
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 村田 成二

 NEDOは、次世代の住宅内インフラを担う直流システムの技術開発を行い、省エネルギー効果を実証する事業について、パナソニック電工株式会社、シャープ株式会社に助成することを決定しました。事業期間は今年度から2年間。既存の交流システムに比べ約10%以上の省エネルギー効果を目指します。


1.助成先 パナソニック電工株式会社 シャープ株式会社

2.概要 この事業では、次世代の住宅内インフラを担う、低電圧の直流配線と既存の交流配線を併用する住宅内システムの技術開発を行い、省エネルギー効果を実証します。
 2009年度は住宅用低電圧直流システムを試作、コンセント等の器具の安全性も含めた評価を行い、2010年度には実験住宅等において設置導入の容易性、交流システムとの併用等を検証し、既存の交流システムに比べ約10%以上の省エネルギー効果があることを実証します。期間は2009年度から2010年度までの2年間、事業費は年間約2億円、うち1/2以下を助成します。また平行して、直流システムの海外を含む市場展開・標準化の方向性や従来システムに比べ約20%以上の省エネルギー効果を持つ可能性について、有識者を交えた調査・検討を行います。(別紙:概要イメージ等)
 直流配線を導入するメリットは、現在も低電圧の直流で作動している情報・家電機器においてACアダプタ毎に交流から直流への変換を、住宅毎または部屋毎に一括で行うことによる省エネルギー効果だけではありません。直流配線に信号を重ねれば、センサからのモニタリング情報の収集、機器制御等が容易になり、快適な生活を送りながら、さらなる省エネルギーを達成できる可能性があります。
 また、数多く提案されている"太陽光発電、燃料電池といった直流で発電をする電源の電力を交流に変換することなく直流のまま活用する"という構想の共通基盤にもなると言われています。

詳細は
http://www.nedo.go.jp/

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2009年06月18日 16:09に投稿されたエントリーのページです。

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