2009年06月23日付け三洋電機より
島根三洋電機にHIT太陽電池※1セルの生産ラインを増設 島根三洋の生産能力は130MWから220MWへ
島根三洋電機株式会社(島根県雲南市、以下島根三洋)は、グリーンニューディールなど今後の世界的な太陽光発電システムの旺盛な需要に対応するため、HIT太陽電池セルの生産ラインを増設します。新たな設備は、昨年11月に1階で生産を開始した新工場(第3工場)の2階に導入し、2010年4月の稼動を目指します。
島根三洋は、2001年にHIT太陽電池セルの生産を開始し、現在、第2工場、第3工場を合わせて130MWの生産能力を有しています。今回の90MWの能力増強によって同社の生産能力は220MWとなります。
三洋電機株式会社(大阪府守口市、以下三洋電機)は、HIT太陽電池セルの生産を島根三洋と二色の浜工場(大阪府貝塚市)の国内2拠点で行っております。太陽電池事業は三洋電機の成長戦略における主要事業のひとつであり、島根三洋はその重要な拠点のひとつです。世界的に需要の増大が見込まれている太陽電池セルの生産を拡大することで、地域経済へも貢献できるものと考えています。
※1HIT太陽電池:三洋電機が開発した独自構造の太陽電池セルで、結晶シリコン基板とアモルファスシリコン薄膜を用いて形成したハイブリッド型。高変換効率・温度特性等の優位性により、住宅用太陽光発電システムにおいて設置面積当たりの発電量世界No.1を誇るものです。HITはHeterojunction with Intrinsic Thin layerの略。
国内の補助金制度や政府施策で拡大する国内市場へHIT太陽光発電システムを提案「太陽光発電に関する総合イベント(PV Japan 2009)」への出展について
三洋電機株式会社は、6月24日(水)~26日(金)に幕張メッセで開催される「太陽光発電に関する総合イベント(PV Japan 2009)」(共同主催:SEMI、太陽光発電協会)に出展します。
「PV Japan 2009」は、“「技術」「ビジネス」「普及」そして「交流」、太陽光発電のすべてがここにあります。” をテーマにした太陽電池の国内最大級の専門展示会です。
国内の太陽電池市場は、08年度補正予算・09年度予算で、太陽光発電システムへの補助金制度が可決され、住宅用太陽光発電システムの市場が大きく伸長しています。また、スクールニューディール・余剰電力買取新制度が、今後の政府施策として盛込まれ、更なる市場拡大が予想されます。
当社は「PV Japan 2009」にスポンサーとして協賛するとともに、当社ブースにおいて、「HIT太陽電池」の優れた特性をアピールし、各施策への積極的な提案を行っていきます。
詳細は
http://jp.sanyo.com/